あなたのうちに裏家紋はありますか??
最近、紋について調べているのですが、これがなかなかおもしろいものなのです。
例えば、着物の訪問着などでよく使われている江戸小紋というのは、
パッと見ると地味ですがよくよくみるとなかなか凝った柄が全体に入っています。
これは、江戸時代、庶民に贅沢を禁じた時期に流行ったものなのだそうです。
色鮮やかなものを着ていると、贅沢だと見なされて処罰されてしまうのを恐れた庶民が
それでも洒落たものを着て楽しみたいと頭をひねって作り出されたのが江戸小紋。
あと、身近なのは家紋ですね。お墓に彫ってあるやつです。
これにも、表家紋と裏家紋があるんだそうです。
裏家紋なにそれ?
って思ったあなた。自分のうちの家紋を確認してみてください。
裏家紋は、みんながみんな持っているわけではないそうで
主に、武家の家柄の人がもっているそうです。
表家紋は参勤交代や登城、儀式のときに使う正式な紋ですが、
裏家紋を使うときは、私用で外出するときに使う、身分を隠すための紋だったそうです。
おもしろいですね!
なんかワクワクします(笑)
ちなみに、表家紋と裏家紋を両方引き継げるのは、第一子のみ!
という決まりがある家系もあるそうです。
なので、例えば、
姉と妹がいる家では、
姉が結婚するときに引き継げるのは裏表両方だけど、(結婚式で表紋をつかえる!)
妹が結婚するときに引き継げるのは裏紋のみ、(結婚式では裏紋を使わなければならない!)
という場合もあるそうです。ちょっとかわいそうですね。
ちなみに、
職場の上司にこの話をしたところ
「実はうちはあるんだよね〜♫」
と言われました。